いよいよ来月北陸新幹線が敦賀まで延伸する。
そこでこれから起こることを私なりに想定してみた。
内容に関してはキツイ表現も含まれている可能性があるので予め了承願いたい。
加賀温泉郷及び芦原温泉はサビれる
理由を箇条書きすると
①関東人にとって温泉は珍しいものではない
②関西人の旅行客が減る
①についてだが、関東の人たちにとって温泉は珍しいものではない。関東には草津、箱根、熱海など沢山の温泉街が存在しており、ワザワザ加賀市やあわら市で温泉に入る理由がない。
②についてだが、なぜ加賀温泉郷や芦原温泉が栄えたのか?
それは関西人の奥座敷であるからだ。
確かに近畿地方には有馬、白浜など温泉地が存在しているが、更に少し遠出をしたいと思った場合必然的に加賀温泉郷や芦原温泉になってしまう。
新幹線が敦賀まで延伸された場合今までサンダバ一方で行けたのに敦賀で乗り換えが必須になり、関西人からすると面倒くさくなる。そうなるとワザワザ加賀温泉郷などに出向く理由がなくなってしまう。
今後の予想として、関西人は電車ではなく、車で加賀温泉郷や芦原温泉に出向く方にシフトするか、下呂、恵那峡などに流れると考えられる。
以上の二点がパッと思い浮かんだが、
さらに考えてみるともう一つ問題がある。
それはストロー現象だ。
どこに吸い取られるか?
金沢だ。
この話は以前客から聞いた話だが、
金沢ではつい最近までホテルの建設ラッシュが起きていた。
観光に知識がない地元民からすると「いずれは全部老人ホームになる」とか言うていたが、
現実は違う。(確かにホテルは構造的に老人ホームや病院に転換は可能である。なぜホテルは老人ホームや病院に転換可能な構造をしているのか?元を正せば、ホテルも病院も中世の修道院を起源としているからだ)
実は金沢が周辺から客を奪っているからだ。
よく北陸新幹線は金沢の一人勝ちと言われており、仮に金沢の再現を狙って新幹線を通したとしても観光資源の乏しさから失敗するのが目に見えている。後日ブログで書く福井についてもそれは同じである。
今後敦賀延伸で起こる現象としては、
温泉街は寂れると思われる。
それを解消するにはどうすればいいか?
①大きなイベント年1回のペースで加賀温泉駅付近で行う。
②飛騨高山、金沢、加賀温泉郷のパッケージツアーをインバウンド向けに販売する。
①についてだが、昨年別府で行われたお湯かけフェスを山代、山中、片山津が協力して行えばいい。ただし、これには問題点がある。別府温泉よりも出る量が少なく、中間地?の加賀温泉駅付近でやるにしてもスペースがない。ついでに浸かれる温泉が徒歩圏内にあるかと言えばない。仮に別府のお湯かけフェスみたいに海や柴山潟の近くでやるにしても加賀温泉駅から徒歩圏内であるとは流石に言えないし、山中温泉に大きなイベント事をやるスペースがあるかと言えばない。敢えて、なんとかできるとすれば山代のゆのくに天祥横のローソンの駐車場ぐらいだろう。
②については、既に販売されている可能性はある。
結論
実際にどうなるかはわかりません笑
しかし、私の見方では敦賀延伸が温泉街にとって決して好ましいものではないと思われる。仮に南紀白浜のように駅からある程度離れているところに観光資源(白良浜、魚市場、アドベンチャー、三段壁など)があるならまだしも加賀温泉郷の場合、駅から離れている上観光資源がほぼない。(山代:特になし 片山津:柴山潟 山中:鶴仙渓 少し離れたところにつきうさぎの里やフルーツランドがあるが、観光資源とは言い難い)では南紀白浜のようになんばから高速バスを走らせればいいと思われがちだが、ハッキリ言ってそこまで需要があるとは思えない。
このブログはデータを貼り付けていないが、もしもデータで北陸新幹線の実情を知りたければ、下記のYouTubeを勧める。